
※実際に管理人が取り寄せたクレジットカードヒストリー
クレジットカードヒストリー(クレヒス)とは、個人のクレジットカードの取引記録を集約したもので、CICや日本信用情報機構(JICC)といった信用情報取り扱いの専門機関に個人単位でデータベース化されているものです。詳しくはこちら
カード会社や金融機関は新たにクレジットカードの発行や銀行ローンを組もうとされているお客様に対して、「この人は本当に信用に足る人物かどうか」ということを見極めるために、過去のカードの使用履歴、借金履歴を参照にします。
支払いの遅延が度々あったり、あるいはすでに複数のカードでキャッシングをしていると、カード発行したとしても踏み倒される危険性がある、と判断されてしまい、いくらスコアリングの点数が良かったとしても審査に落ちてしまいます。
クレヒスに記録されるマイナス評価の対象となる情報としては、「自己破産」「返済遅延」「消費者金融からの借金」「任意整理」などです。
一度「自己破産」をしてしまえばカードを新たに発行することは出来なくなりますし、「消費者金融からの借金」「任意整理」などの経験があると、審査の目も相当厳しくなっていきます。
一方で「返済遅延」に関しては、年に1度数日間の遅延程度であれば、うっかり忘れとして大して問題にはされないようです。しかし数ヶ月にわたる遅延は信用を大きく損ね、カード発行の際には大きなマイナス要因となりますし、カード更新時にカード契約を打ち切られる場合もあるので注意してください。
では一度クレヒスに傷がついてしまった場合、二度とカードを発行することは出来ないのでしょうか?
このクレヒスについてしまったマイナス履歴を消す方法はただ一つ「時間が経つのをひたすら待つ」ということです。一般的な返済遅延情報は最低2年間は記録され、その後記録が抹消されます。その他のマイナス情報もおよそ5~7年程で登録情報が抹消されるようです。
一方で信用情報機関とは別にカード発行会社ではそれぞれ事故履歴を社内データベースに記録しています。この情報は半永久的に記録され、一度そのクレジットカード会社が発行するカードで延滞事故を起こしてしまった場合、ほぼ二度とその会社発行のカードを手にすることは出来なくなります。
このクレヒスを良くする方法は、とにかくカードを毎月少しでも利用して、きちんと支払いをし続けることです。信用情報に傷がついてしまってカード発行をするのが難しくなってしまった方は、最低2年間は時間をあけてから比較的審査の通りやすい年会費無料のカードを申し込みましょう。
その後はひたすら毎月カードを利用してはきちんと支払いをする、というサイクルを繰り返すことで徐々に信用情報は良くなっていきます。
まずは事故を起こさない、ということが一番なので、カードをすでに持っている方もこれから新しく作ろうとされている方も注意してください。